過去の病気の告白や試乗ボードのお知らせなど

波のある湘南をあとに現在、出張先でこのブログを書いています。

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この2ヶ月間一緒に過ごしたKevin Connelly Majic Carpet 7`0。
10年ぶりにサーフィンが楽しくて楽しくてしかたないと思わせてくれた板でした。

なぜ、ここまでサーフィン楽しく感じられたのには、
波・板・身体・気持ちの全てがマッチしたからだと思います。
波については連日、十分なサイズがあり、
またほぼ雨だったせいか週末以外はガラガラでした。

そして身体については、
もう8年前になりますが頚椎症性脊髄症という病気になりまして、
左足の付け根から採骨をしまして、その骨で首の頸椎を形成そして移植をして、
一生プレートで固定をするといった大手術をうけました。

主治医からも当時、脊髄に相当のダメージを受けていたらしく、
また一旦うけた脊髄のダメージは元に戻らないようで、
車椅子での生活も覚悟するようにと言われておりました。

8時間におよぶ手術は無事に成功をし、その後の約半年間は、
頭の先端らお尻近くまでを覆うギブスを付けて入院と自宅療養生活を送り、
半年後にギブスが外れた時、上半身の筋肉はほとんど無くなっており、
あまりのショックで一人泣いていたことを今でも鮮明に覚えています。

そしてそれから4年間は海からも離れ、
リハビリと仕事とこの時に抱えた膨大な借金の返済に追われる毎日でしたが、
ただ底のそんなときに1冊のある本との出会いから、
また海に戻る決心をし、トレーニングを開始しまして、
主治医からは大反対されるも海に戻って4年が経ちました。

ただ人間というものは贅沢なもので「下半身不随」を宣告されていた者が、
多少の難はありますが、日常生活も不自由なく行えるようになり、
またサーフィンができるまでの身体に戻りましたが、
ただかつての波乗りのイメージがあったからでしょうか、
思うようにサーフィンできない身体にストレスを感じるときも多々ありました。

そして病気が発覚する2年前にはすでに身体に違和感を感じていましたので、
かれこれこの10年間はサーフィンに対してはモヤモヤした気持ちがありましたが、
ちょうど身体も慣れてきたのか、このタイミングで出会ったのがこのサーフボードでした。
マジックカーペットは僕にとってのマジックボードです。

だから今回感じた楽しさには色々な思いが交差しています。

少々長くなりましたが、そんなマジックカーペットを、
皆様に乗っていただけることにしました。

楽しいのおすそ分けではありませんが、
一人でも多くの方にハッピーなサーフィンライフをご提供できればと思います。

ご興味ある方はSTANDARDSTOREまでご連絡ください。

Enjoy Surf!!